- Talk 02
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タチエスの
働きやすさ
“チームタチエス”で、
どんどん変えていこう。
“チームタチエス”で、
どんどん変えていこう。
集まったのは、社内の働き方改革プロジェクトの推進メンバー、育休取得経験のある社員や人事担当者など個性豊かな5名。「タチエス、実際どうなの?」という赤裸々な話や、現在の取り組み、これからの展望を語っていただきました。
Member
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服部 律恵
- Hattori Ritsue
- 2004年入社
- 開発総括部 知的財産課
『働き方改革CFT』メンバー。タチエスではパートとして勤務を始めたが、居心地の良さを感じ、いつの間にか正社員に。
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美山 奈央子
- Miyama Naoko
- 2008年入社
- 生産総括部 生産企画課
『働き方改革CFT』メンバー。数社での勤務経験を活かして、生産現場の業務改善をするプランナー。時短制度を使って子育てと仕事を両立。
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張 潔
- Zhang jie
- 2018年入社
- グローバル人事部 グローバル人事課
『働き方改革CFT』メンバー。タチエス中国拠点で人事部に所属していたが、持ち前の好奇心と行動力で本社に転籍した。
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深田 知愛
- Fukada Tomochika
- 2013年入社
- 生産技術部 組立工程開発課
各工場を飛び回り生産ラインを支える技術職社員。責任感が強く、上司部下からの信頼も厚い。2019年に育休を取得。
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高橋 琢誠
- Takahashi Takumasa
- 2013年入社
- 人事部 人財開発課
調達部で2年間の勤務を経て、人事部へ異動。その経験を活かし、現場と人事の架け橋となるべく活動中。2019年に育休を取得。
土台となるのは“人の良さ”。
服部
- 私と美山さんはタチエスの中では珍しい中途組ですね。
美山
- あ、そうですね。私なんて5社目。12年も働いたのはタチエスが初めてです。
高橋
- 今日は他の会社もご経験されている方のお話も聞けたらいいなと思って、お2人にお声がけしました。張さんは中国から転籍されているので、また違った視点をお持ちかなと。もちろん、みなさん働き方改革の推進チームに所属されているというのもありますしね。で、深田は男性の育休取得枠で呼びました。
深田
- そうだろうと思ったよ(笑)。「働きやすさ」っていうテーマで上手く喋れるかな…。
高橋
- いや、もう率直に思ったことを言ってもらえれば大丈夫だよ(笑)。それで、まずは人事の私から直球の質問なんですが、タチエスは働きやすい会社ですかね?
服部
- 私が思うのは、タチエスって本当にみなさんいい人ばかりだなということですね。今までの会社経験の中で、一番居心地が良い会社だと思ってるんですよね。困ったときには相談する相手がいるし、悩んだときにはモチベーションを上げてくれる人がいる。まずはそれが一番かな。いきなりこんな話をすると嘘っぽいですかね?
深田
- いや、確かに人の良さは抜群ですよね。僕は他社のことはわからないんですけど、上下関係なく話しやすい雰囲気があると思います。
張
- 人を放っておけない会社ですよね。みんな面倒見がいいというか。私が「日本の本社にいってみたい!」と相談したときも「だったら来てみなよ」って意見を尊重してくれて。
美山
- そういうところは柔軟で気持ちがいいよね。私も「もっとあんなことしたい、こんなことしたい」っていうタイプだけど、そういう意見を受け入れてくれる雰囲気がある。もちろん、「自分は決まった時間に決まった仕事をして、安定的に働きたい」っていう人にとっても働きやすい。どっちのタイプでも居心地良く働ける寛容さがあると思いますね。ただ、制度の面ではまだまだ改善の余地はあるかな。だからこそ働き方改革CFT (クロスファンクションチーム)が立ち上がったわけですしね。
制度は使いやすくないと、
意味がない。
服部
- それでも、ここ最近でだいぶ変わってきてますよね。CFTの調査で、タチエスは女性の産休・育休からの復職率が高いっていうデータが出たんです。私が入社した当時は「結婚や出産=退社」みたいな雰囲気がまだあったけど。美山さんも最近育休を取ってたよね?
美山
- はい。1ヶ月の育休が明け今は時短勤務で働いていますが、それで肩身の狭いを思いをすることもないですしね。みんなが18時定時のところを、私は17時で退勤してるんですけど、いつも「じゃ、おつかれさまです!」って帰っちゃってます(笑)。
高橋
- いい部署ですね。上司の方のマネジメントもしっかりしてるんでしょうね。
美山
- 周りには恵まれてると思いますね。育休とか時短勤務って制度自体はどこの会社でもあると思うんだけど、気持ちよく使えるかどうかは会社による。それを最近、友達と話してて思うことがよくあって。社員に与えられた権利なのに「大変申し訳ございません、お先に上がらせていただきます…」みたいな会社も結構あるみたいですね。
張
- ばりばり仕事ができる女性が働きづらくなるのはもったいないですよね。美山さんみたいに家庭と両立できている人がいると、下の子たちもこれから制度を利用しやすくなると思う。
高橋
- そういう流れはつくっていきたいですね。もちろん男性も。深田はなんで育休を取ろうと思ったの?
深田
- なんでって、それこそ自分が持ってる権利なんだから使わないとなって。正直、部署内の調整とかは大変なところもあったけど、そこに遠慮して我慢していても変わっていかないじゃないですか。それが業務の進め方や引き継ぎの仕方を見直すきっかけにもなると思うし、結果的には取ってよかったなと思いますね。
服部
- 今まさに変えていこうとしてるタイミングだから、多少の苦労はあるよね。でもやっぱり、CFTのメンバーだけ頑張ってもどうにもならないから、そうやって一人ひとりの行動で少しずつ前に進めていくしかないですね。
ある気付き。あるきっかけ。
高橋
- 『働き方改革CFT』は、もともと『女性活躍推進CFT』という名前で立ち上がったと思うんですけど、名称の変更にはどんな経緯があったんですか?
美山
- ちょっと前まで女性社員は事務系の仕事がメインだったり、活躍の場も限られていたし、結婚や出産と両立するのも簡単じゃなかった。だから、「女性がもっと活躍できる職場にしよう」と立ち上がったのが『女性活躍推進CFT』。ただ、それだけでは限界も見えてきたんですよね。結局、男性も含めてみんなの働き方を変えていかないと、会社の雰囲気は変わっていかないだろうということになって、活動方針と名称を変更したんです。
服部
- 昨年、外部講師を招いて開いた講演会は、その活動を全社に浸透させるためのキックオフのような意味も込めていました。
深田
- あれはすごかったですね。平日に業務をストップさせて市民会館に集まって。会社的にも力を入れようとしてるんだというのが伝わってきました。結構な人数が来てましたよね?
服部
- 1000人くらいだったかな。通常業務の時間にその規模で集まるのは、創業以来初めてだったみたいです。講師は、CFTのメンバーで働き方改革エキスポに行ったり、関連書籍を読む中で気になった方にお声がけしました。とてもいいお話をしてくださったので、社内からの反響もたくさんいただきましたね。
張
- 育休や時短みたいな大きな制度の話だけじゃなくて、社内のこまごましたものを変えていくためには意識改革が必要で、そのいいきっかけになりましたよね。社内りん議を通すためだけの資料づくりや、情報共有だけのミーティングを減らしていったり、ペーパーレス化にも取り組んだり。形式張ったものをなくして、本質的に仕事をするムードができていってる気がします。あと最近、副業もOKになりましたね。
高橋
- 副業を始めた人、僕の周りにもいます。副業を認めるって会社側からすると勇気のいることもかもしれないんですけど、社内のことだけにとらわれずに色んな選択肢を持てるようになって、逆に長く働いていける会社になったと思います。
大切なのは、
一人ひとりが問題意識を持つこと。
深田
- ここまで結構いい話をしてきている中、ちょっと水を差しちゃうんですが…。制度も意識も変わってきているのは感じるんだけど、正直まだ現場レベルで言うと改革を実感できる機会はそんなに多くない。課題はたくさんあると思ってます。
服部
- そういう意見も真摯に受け止めて、向き合って、少しずつ変えていくしかないよね。キレイごとばかり言ってても仕方がないし。深田くんみたいに問題意識を持っている人がいれば、絶対に変えていけるよ。
高橋
- そうですね、しっかり意図を持って発信すれば、上層部も「よし、やってみよう」と言ってくれる人ばかり。そういう意味では、年次も部署も関係なく思ったことをどんどん言っていかないと。
張
- うちに入ってきた新卒の子なんて、色んなことを積極的に提案してくれるし、課内での改善提案件数が一番多いんです。今の若い人はたくさんの情報に触れていて、問題意識を持っている人も多い。タチエスは意見を尊重してくれる会社だから、そういう人にとっては働いていて面白いんじゃないかな。
服部
- 頼もしいね(笑)。みんなでアイデアを出していけるといいよね。働き方の話をすると勤務時間にフォーカスされがちだけど、決して早く帰れることが“働き方改革”ではなくて。社員の数だけ“働きやすさ”があっていいんだと思う。そしてそれは仕事の内容によっても、世の中の流れや自分のライフステージによっても変わっていくもの。だから、一度成功しても満足せずに、みんなが常に「もっとよくしていこう」と考え続けることが大事だと思います。
美山
- モノづくりの現場って特に、仕事の属人化が起こりやすいんですよね。そうすると、「代わりがいないから休めない」という状況にもなりやすい。もちろん「これは自分にしかつくれない!」っていうプライドはあってしかるべきだろうけど、そこで思考停止しないで、そのノウハウをできる限り横に展開したり、難しい技術のマニュアル化ができれば、休みが取りやすくなるだけじゃなくてモノづくりの質も上がるはず。深田くんの部署もまだまだのびしろがあるはずだよ!
深田
- 自分にできることは積極的にやっていきたいと思います。みなさんともご協力できることがあればぜひ。
高橋
- うんうん、みんなでやりましょう。今日はみなさんのおかげで活発な意見交換ができました。引き続き、“チームタチエス”で頑張っていきましょう!