01 Sales
営業の仕事
「今度つくる車にぴったりの、素敵なシートがほしいんだ。」仕事のはじまりは、お客様である完成車メーカーからのご相談。その車が表現しようとしているコンセプトや、予算、納期のことまで、丁寧にお話を伺います。このヒアリングが、高品質なシートづくりの第一歩。なるたけ細かなニーズまで引き出せるように、日頃から信頼関係を築いておくことが大事なんです。
さて、会社に戻ったらさっそく作戦会議です。
営業職の仕事へ02 Design
設計の仕事
ヒアリング内容をもとに具体的な構想を練っていきます。シートの設計をする上では、安全性、機能性、デザイン性など、考えなければならないことがたくさん。人の命を預かり、快適なドライブを支える部品なんですから当然です。「様々な基準をクリアしているか?」「心地よいか?」精密な計算と、人の感覚、そのどちらが欠けてもだめなんです。
知恵を出し合って方針が決まったら、
試作品をつくり様々な実験を行います。
03 Testing
実験の仕事
設計図をもとにつくられた試作品を使って、安全性や快適性の評価・検証をします。どれだけ考え抜いて設計をしても、実際につくってみなければその確かさは分かりませんからね。最新鋭の設備での衝突実験と、専門家の経験と感覚を頼りにした官能評価。さらに、コンピュータによる緻密なデータ検証を行い、設計担当へフィードバック。より完成度の高い設計図ができ上がります。
厳しい評価基準をクリアして一安心。
ですが、まだまだ続きます。
04 Purchasing
調達の仕事
単純そうに見えてなかなか複雑な設計の自動車シート。きっとシートの内部まで見たことなんてないと思いますが、骨組みとなる金属、バネ、クッションとなる素材や表皮となる素材など、多種多様な材料が組み合わさってできているんですよ。設計図に描かれたシートを、より良い素材で、より安くつくるために。世界中のサプライヤーと交渉して最適な材料を供給してもらうためのサポートをしていきます。
材料がそろったら生産を開始できるように、
量産体制も構築しておかないと。
05
Production
Engineering
生産技術の仕事
シートを量産するためには、生産設備を整えなければなりません。そのために、“「シートのつくり方」をつくっている”のが生産技術。効率のよい工程を考えて生産ラインを組み立てたり、製造に必要な機械をそろえたり、ときには新たな工場の立ち上げまで。生産技術の担当者は、営業、設計、調達の担当者たちの努力やアイデアを形にするための土台を築いています。
量産の準備ができたら、いよいよ製造。
工場にバトンタッチです。
06 Factory
工場の仕事
今日も活気あふれる、タチエスのシート製造工場。鳴りひびく機械の音と、働く人たちの声。生産ラインが稼働をはじめたら、みんなの想いを乗せてどんどんシートができ上がっていきます。完成したシートは、一つひとつ慎重にチェック。そうして、最後の検査を通ったシートだけが世の中へ送り出されていくのです。
工場の仕事へ